冷えてしまったグラタンを眺める猫

「思い」のことを好きという人もいるだろうし、嫌いという人もいると思う。なんの感情もない人だって。アナタが思う「戦略」はどうだろう?

前のめりで熱弁するあいつと観光地

社員で働いていたころ、いまいち辞めるチャンスがなかった。
何としてでも辞めたかったわけではないから。
続ける意思がないのかもしれない。
なぜか、ある時、しっかり今月で辞職すると目を見ていった。
そんな日になぜかは分からないが、普通は少し厳しいと思っていたKさんが、気さくに話しかけてきてくれた。
会話の途中で、私の本心をふくむ事情を知る余地もないKさんが「この仕事、しんどいよね。おまえはもう少し続くよ」という話をしてきた。
情けなくて泣き顔になった。
このことから、会社の帰りに、採用担当に辞めることを受理しないようにしてもらった。

息絶え絶えで踊るあいつと濡れたTシャツ
夏で催しがとっても多くなり、近頃、夜間にも人の通行、車の通りがすごくたくさんだ。
地方の奥まった場所なので、通常は、夜更け、人通りも車の行き来もまったくないが、打ち上げ花火や灯ろう流しなどがされていて、人の往来や車の往来がすごく多い。
日ごろの静まり返っている夜更けが邪魔されてわりかし耳障りなことがうざいが、常日頃、にぎやかさが僅少なかたいなかがにぎやかさがでているようにうつるのもまあいいのではないか。
近辺は、街灯も無く、暗いのだが、人の通行、車の通行があって、活況があると陽気に感じる。

汗をたらして叫ぶあなたと冷たい雨

暑い季節はビールがとてもうまいけれど、最近そんなに飲まなくなった。
大学生のころは、どれだけでも飲めたのに、年をとって翌朝に残るようになって少ししか飲まなくなった。
ビアガーデンにも新社会人になった頃はものすごくあこがれ、行くのがとても楽しみだったけれど、仕事のつきあいで嫌になるほど行って、私の心の中では、今では、印象が悪い。
そうだけれども、取引先との付き合いの関わりでとっても久しぶりにビアガーデンに行った。
とても久々においしかったのだけど、テンションが上がってとっても飲みすぎて、やっぱり、次の日に残ってしまった。
次からは、飲みすぎないようにしようと思うけれど、飲み出したら、なかなかとまらない。

薄暗い木曜の夕方は想い出に浸る
会社で入用な青竹を規則的にちょうだいするようになり、ほっとしているのだが、しかし、うじゃうじゃと生えた竹が場所をとっていてガンガン持っていってほしい土地管理者は、必要以上にモウソウダケを持って運ばせようとしてくるので大変だ。
必要以上に運んで帰っても余ることになるのだが、場所をとる竹がムダでしょうがないらしく、持って帰ってくれと強く求められる。
自分も必要なものをいただいているので、強く言われたらしょうがないので、あまりは処分するしかない。

のめり込んで大声を出す兄さんと観光地

太宰治の人間失格を読破して、葉ちゃんの考えも共有できるな〜感じた。
葉ちゃんは、生きていくうえで必ず持っている価値観を、たくさん持ち合わせている。
そんな部分を、内側に秘めないで、ビールだったり異性だったりで解消する。
クライマックスで、バーのママが「葉ちゃんは飲んでも飲まなくてもいい子だよ」と話す。
そこで、葉ちゃんは要領が悪いんだと、本当に可哀そうになってしまう。

息絶え絶えで自転車をこぐ姉妹とアスファルトの匂い
慢性冷え性になってからは、若干身にこたえるけれど、どうしても寒い季節が気に入っている。
家の空気が乾燥しているからか、カラッとした匂い、それに電気カーペットの心地よさ。
真冬の日差しって贅沢な気になるし、一眼レフを持って行った、夕方の浜辺も美しい。
季節を撮りたかったら、良いカメラもOKだけれどトイカメラで思う存分シャッターを押しまくるのがクールで良い感じの一枚が手に入る。

余裕で口笛を吹く弟と霧

このごろ、子供がいつもの広場で遊びたがらない。
日差しが強いからだろうか、家の中で遊べるものがたいそう増えたからか。
ちょびっと前までは、たいそう家の外に遊びに行きたがっていたのに、このごろは、そんなに遊びに行きたがらない。
まあ、父から見て、まったくもって困ることもないので、気にしてはいないが、だけど、しかし嫁は多少でも気にしている。
けれど、暑すぎる場所でいさせるのも熱中症が不安だ。

風の無い祝日の夕暮れに料理を
作家である江國香織の小説に登場する主役は、どこかクレイジーだ。
話に出せば、ホリーガーデンの果歩。
あと、がらくたの柊子。
あとは、ウエハースの椅子の女性画家など。
江國香織の持ち合わせている性質を、極端に表現した形かもしれない。
最高にクレイジーだと思うのが、神様のボートの葉子だ。
待っていれば迎えに来る可能性もあるあのひとのために、色々な街に引っ越す。
恋人を絶対に忘れないよう、絶対会えると思い込んで。
最後にはママは現実を生きていないと娘の草子に言われるが、この女性にはそこまでピンとこない。
このシーンが、この作品の最高にクレイジーなところだ。
個人的には、ウエハースの椅子には絶対に座れないけれど神様のボートには乗りたい。
江國香織さんの書く、クレイジーでも美しくて頼りない主人公が大好きだ。

陽気に話す彼と花粉症

この白の一眼レフは、実は、浜で見つけた物だ。
その日は、8月の終わり頃で、はじめで、例年通り暑かった。
マルイで買い物中、恋人と喧嘩し、しばらく話したくないと告げられた。
元気になろうと、アパートからこの砂浜まで走ってやってきて、波打ち際をのんびり散歩していた。
で、少し砂で汚れたこの一眼レフに出会ったのだ。
持ち帰って、試しにさまざまなフォトを一枚撮影してみた。
一眼の持ち主より、良い感じに撮れているかもしれない。
彼女の笑った顔撮りたいなー、とか、意外とピント調節ってめんどくさいなー、とか独り言を言っていた。
落ち着いて、なんとか会う約束ができたら、恋人に僕が悪かったと謝ろう。
で、この一眼レフ、交番に届けるつもりだ。

騒がしく口笛を吹く彼と気の抜けたコーラ
友人が、自宅のベランダで、ミニトマトを育てている。
実がなったらトマトケチャップを作るらしい。
育てているとは言うものの、まめに水分を与えないし、ベランダにてたばこを吸うので、トマトの周りの空気は少しも良い環境ではない。
丸2日、水分を与えていないと言う時の、トマトの見てくれは、緑色の葉が垂れ下がっていて、なんとなくしゅんとしている様子にそっくりだ。
気の毒だったので、水と肥料を多くあげると、翌日の明け方には陽気に復活していた。

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