冷えてしまったグラタンを眺める猫

日々の生活の中で、「アイスティー」の立ち位置ってどうなんだろう。どうでもいいって思うだろうか。「子供」は、君にとってはどんな意味があるんだろう。

薄暗い火曜の夕暮れは料理を

明日香は、高校を卒業してすぐ打ち解けた仲間だ。
彼女の長所は、おおらかで細かい事はどうでもいいという寛大さ。
私から友達になってと話かけたそうだが、さっぱり覚えていない。
一緒にいると、すべてシンプルになるので、凄くほっとする。
シャープな印象でスキニーなのに深夜にハンバーグを食べに車を走らせたりするという。

ひんやりした月曜の午後に窓から
近頃は、チヌ釣りに出かけていない。
会社で大変忙しくて疲れていて行けないというのもあるが、しかし、非常に暑くてきついので、出かけづらいのもあることはある。
それに加え、業務終わりに近くの堤防を観察していても多く釣れている雰囲気が全然ないから、絶対に行きたいとは寂しいが思えない。
たいそう沢山釣れていたら行きたくなると思う。

薄暗い祝日の昼は足を伸ばして

本日の体育はポートボールだった。
少年は、ボールを使ったスポーツは苦手だったので、つまらなそうに体操着に着替えていた。
おそらく今日は、運動は何でもこなすケンイチ君が活躍するはずだ。
きっと今日は、運動は何でもこなすケンイチ君ばかり活躍するはずだ。
だとしたら、少年の愛しいフーコちゃんも、ケンイチ君が活躍するところを見るなるのだろう。
少年は「あーあ」とこぼしながら、運動場へ歩いていった。
でもフーコちゃんは、ケンイチ君じゃなく、少年のほうを何度も見てたのを、少年は気付かなかった。

のめり込んで熱弁するあなたと夕立
久しぶりの外での仕事の時、初めて業務で同行したAさんは、体格のいい方だ。
入社時にお会いした時以降貫禄があり、プラーベートな会話は少しもお話したことがなかった。
前回、ただ何気なくAさんの腕まくりした腕をみて驚いた!
大きめのパワーブレスがかなりの数つけられていたため。
気付いたら、パワーストーン興味があるんですね!と言ってしまったほど。
するとAさんは得意げで、想像とはうらはらに可愛い顔で、種類別のストーンの由来を話してくれた。

のめり込んで口笛を吹く友人と夕焼け

友人とお昼に待ち合わせをしていた。
福岡駅のいつもの大きなテレビの前。
そこで、ちょっと遅れるとメールが入った。
この場所はみんなの集合地点なので、人々は次第にどこかへいってしまう。
iphoneで曲を聴きながら、景色をじっと見ていた。
それでもすることがないのでたまに行くカフェに入って、レモンティーを飲んでいた。
その後、友人がごめん!と言いつつやってきた。
お昼どこに行く?と聞くと、パスタにしようと言った。
色々探してみたけれど、どこが良いのか探しきれなかった。

自信を持って踊るあの子と枯れた森
私の部屋は、冷房も暖房器具も置いていない。
だから、扇風機とよく冷えた緑茶を片手に過ごす。
昨日、扇風機を移動させようと考え、スイッチを付けたまま持ってしまった。
その後、扇風機の歯が停止したので「なんで?」と不思議に思い,じっくり見た。
気付かなかったのが、動きを止めているのは、まさに自分の指だった。
ゆっくり抜くと、また歯は元気に回転を始め、自分の指からは出血した。
痛いと感じる間もなかったが、注意しようと誓った。

雲の無い大安の夜明けは熱燗を

今日の夜は家族と外で食べる事になっているので、少年は昨日からすごく楽しみにしていた。
何を注文しよう、と出発前からいろいろと想像していた。
パスタやオムライス、もしかしてステーキも?なんてメニュー一覧には何があるのかと想像していた。
行くのは先日オープンした和風レストランだ。
お父さんが運転している車はもうじきお店に到着する頃だ。
お母さんは助手席でのんびり景色を見ている。
お姉ちゃんは少年の隣で、女性誌を読んでいる。
少年は車から降りると駆け出して、ドキドキしながら入り口のドアを誰よりも先に開けた。

寒い木曜の明け方に足を伸ばして
「夕食はカレーよ。」
少年は母親のその発言を耳にした途端、無意識に顔をほころばせた。
少年は小学校から帰宅して、リビングでダラダラとテレビを見ていたところだった。
今日は西日が暑い。
網戸の窓では風鈴がときおりチリリンと音を立てていた。
TVでは、かつての懐かしいアニメをやっていた。
今日のアニメは「一休さん」だ。
こんなにも頭のいい坊主が今いたら、学校のテストなんて満点だろうな、と少年は考えていた。
でも、台所からカレーの香りが居間まで漂ってきた時、少年はテレビのことは考えてはいなかった。

泣きながら体操する妹と失くしたストラップ

夜中、寝れないときは、映画をなんとなく見る習慣がある。
昨日の夜観賞したDVDは、エスターという米作品だ。
登場人物の、エスターは、ブライトだけれど少しクレイジーな子ども。
最後に想像もできない結果が待ち構えている。
これは観賞の中盤で、終わり方が分かる人がいるだろうか不思議なくらい予測不可能な事実。
結果は、ビクッとさせるわけでもなく、ただゾッとするような結果だった。
ストーリーは、いつも私の夜の時間を充実させてくれる。
深夜の映画はいつもカシス系のお酒も一緒なので、体重が増加するのが恐ろしい。

前のめりで走るあの子と草原
夏休みも2週間くらいたった頃の夕暮れ時。
「缶ケリ」で鬼をしている少年は、とんでもなくお腹がペコペコだった。
捕まえても捕まえても、缶をけられてみんなが脱走するので、もうこの遊びは終わりが見えない、とうなだれていた。
へとへとに疲れて家に帰ると、玄関を開けた瞬間に今日の夕飯が判明した。
とても美味しそうなカレーの香りに、少年は幸せな気持ちになった。

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